昨年度、日本でも無料オンライン大学講座であるgaccoが始まり、e-learningへの関心が少しづつ高まっています。LMS(Learning Management System)のサービスもさまざまなものが出始めているようですが、今回、無料で利用できるツールとしてSchoologyとGoogle Classroomを比較してみました。

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Schoologyは、小中高から大学および企業向けのLMSです。ユーザは、コンテンツやリソースの制作・管理、共有ができます。CMS(Course Management System)とかVLE(Virtual Learning Environment )などと呼ばれたりもします。

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Google Classroomは、2014年8月にリリースされた、Google Apps for Educationに組み込まれたLMSで、課題の作成および配布、採点ができるシンプルなツールです。

どちらもクラウドベースで、授業での利用はもちろん、自宅や学外で時間に縛られずに学習に取り組めます。また、スマートフォンやタブレットによる利用もできます。

Google Classroomは授業で利用したことがあるので、今回はSchoologyを2時間ほど利用してみた程度ですが、比較を表にしてみました。赤字:2015年12月追記

Schoology Google Classroom
コース登録方法 コード コード/Gmail
役割 教員/生徒 教員/生徒
コンテンツ 文書・画像・動画 文書・画像・動画
サービス連携 Dropbox、Google Drive、One Drive、Evenorte、Khan Academy Google Drive
課題制作
〆切
評価 ◎(100点、A〜、4段階評価など細かい) ◯(100点満点)→満点の配点変更可に。
フィードバック
成績一覧管理 ×
カレンダー ×→課題提出カレンダー有
出欠管理 ×
利用端末 PC、スマホ、タブレット PC、スマホ、タブレット
アプリ スマートフォン、タブレット 無し(全てブラウザベース)
日本語対応 △(アプリは日本語対応、PCブラウザは英語)
生徒へのメール送信
バッジ 有り 無し
グループディスカッション
アクセス状況把握 ×
メールアドレス 必要 必要(Google Apps for Educationのアドレス)
追記)保護者利用 ×

ざっくりと使用した感じでは、Schoologyはかなり細かいレベルまでつくりこまれており、オンラインでディスカッションやコミュニケーションを深めるという機能も充実しているSNS的な要素も強い印象です。対するGoogle Classroomは、課題の配布と管理にフォーカスし、必要最小限の機能しかないシンプルなツールといえます。Schoologyの方がいろいろできるんでしょうが、Google Apps for Educationを利用している学校は、Googleのサービスと連動して利用できるといった点、管理もGメールアカウントでしっかりと管理できるところが強みなので、うまく使うことを研究するとよいといえるでしょう。

どちらも、決定的なのは生徒に個人メールアカウントが配布されていることが前提でないと利用できないという点。Schoologyでは個人メールアカウントでの利用もできるのでしょうが、管理が大変だと思います。日本でのLSMの利用には、まず学校から生徒にメールアカウントが配布されるということが、最初のハードルになると思います。

1月8日追記)

Schoologyの方は、保護者も自分の子どもの出欠や課題提出状況、グレードについて確認ができるよう、アクセスコードが用意されています。自分の子どもの学習活動をチェックできるっていうのはすごいですね。

12月23日追記)

Google Classroomはほぼ月1ペースでアップデートがされています。こちらの記事をご覧ください。