ちょっと前に話題になったコンピュータキット、KANOが届きました。

さっそく組み立てて触ってみたレビューをしてみたいと思います。

KANO

これがKanoコンピュータの完成形。

同梱されているマニュアルやシール他。

Kanoはキットなので、自分でマニュアルを読みながら組み上げます。箱には、本体のためのパーツ(Raspberry Pi2基板、SCカード、Bluetoothキーボード、プラスチック製筐体パーツ、フタ兼スピーカー、HDMIケーブル、電源コード)とマニュアル&シール等が入っています。マニュアルはもちろん英語ですが子どもの向けで優しく書かれています。モニタはついてこないので別途用意します。

あと、littleBitsもOsmoもそうでしたが、箱のフタ部分はマグネットで脱着するようになっています(これは、海外のTOY系のパッケージの標準なんですかね)。

購入するときには電源プラグの形状を選択する必要があります。US式プラグを選びます。

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基板はRaspberry Pi 2(以前はB+のようでした)で、Micro SDを差し込んでKano OSを起動します。ポートはHDMIが1つ、Eatherが1つ、USBが4ついていて、キーボードはパッド付き(キーボード右にあるグレーのパッドでマウスを移動して左下にあるグレーのキー2つがいわゆるマウスのボタン)マウスが不要です。

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マニュアルでは、WifiドングルをつけてWifi接続が基本のようです(Etherでもできるが)。また、モニタもHDMI接続を全体に描かれています。子供向けのコンピュータキットとはいえ、ずいぶんと洗練された感が漂っているものになっています。すばらしい!

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私の手元にはRGB接続のモニタしかありませんでしたので、HDMI変換アダプタかませて表示するようにしました。Kanoのボックスを開いて、起動するまでおよそ30分程度でできました(私は変換アダプタの接続がうまく行かなくて、もたもたしましたが、HDMI接続できるモニタがあればあっという間でしょう)。

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Kanoをセットアップはとてもワクワクします。ブートしてしばらくすると、見たことがある人はすぐわかる、あの有名なキャラクタが上から下へとさーっと落ちていく画面が表示されます。そして、” Type cd rabbithole”といった指示や、ガイド役の少年キャラクター「Judoka」によるセットアップが進行されます(ネオとモーフィアスがバーチャル道場で戦う場面のイメージですかね)。この部分、作者がThe Matrixにかなり影響されていることがうかがえます。

KARATE BOYはTHE MATRIXのNEOをイメージしているか

ひと通りセットアップが終了するとデスクトップが表示されます。デフォルトで用意されているアプリはすくないです(追加アプリはKano Worldからダウンロードできます)。ブラウザとしてはChromiumがインストールされていて、今のところYoutube playerで表示するようなのだが、うまく表示されません。

KANOのデスクトップ。

Kanoをアップデートをしている画面。「1978年、世界で一番速いコンピュータはクレイ1で、その値段は700万ドルでその重さは像ほどともありました!〜」とうんちくが表示される。Kanoはクレイ1の4倍も速い、とも。。

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下は、Terminal Questというコマンドを学習できるアプリです。テキストベースのでターミナルの画面なんて子どもにとって珍しいから逆に受けるかもです(しかもAAも頻繁に出てくる。)。

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ざっと、Kanoを使ってみての印象です。

  • MinecraftとScratchが用意されていて、それを公開できるようになっているのがよい。
  • あとlittleBitsOsmoもそうですがガジェットがカラフルで使っていて楽しい。

「コンピュータは難しい」ではなく、「コンピュータは楽しい!」という感覚が幼い時から養われそうな感じがします。ちょっと取り回しで物足りないなぁという点は、

  • アプリ数は少ない(増えていくことを期待)。
  • ハイパフォーマンスを求めるのは酷。
  • Bluetoothキーボードの反応は、ちょっと鈍い。
  • Google日本語変換機能はインストールできるのか?(入るのかな)
  • ChromiumではYoutubeが見えない(HTML5対応にできるのか?)。
  • 専用のYoutube playerが用意されているけれど、うまく使えない。
  • 電源ボタンがない!起動には電源用microUSBコネクタを抜き差しする。

ということろか。

価格は$149.99でおよそ18,000円。小学生低学年でも組み立てられるコンピュータキットとして考えれば、高からず安からず、というところかと思います(お父さんもきっと楽しめる)。

オンラインで購入手続きをして1週間で届き、送料は$25。世界は狭くなったなぁとあらためて実感しました。

追記)届いたキットのマニュアルは英語でしたが、各言語への翻訳もボランディア受付中らしいです。日本語マニュアルができれば、日本の小学生にとってもかなり敷居が低くなるかな。

以下のビデオがKanoのセットアップをていねいに説明しています。