諸外国での教育へのテクノロジー活用の様子を紹介したYoutube動画が多くあります。残念ながら、字幕があっても英語のみというものが多く、日本語訳が提供されていればいいのになぁと思うことが多々あります。例えばGoogleが公開しているApplied Digital Skillsの紹介動画などは内容を知りたくありませんか?
そういうときにどうやって日本語訳を得たらよいでしょう。今回はGoogleのサービスにある翻訳機能3つを使って日本語化を試み、それぞれの結果を比較してみることにしました。
今回、日本語訳を生成する方法として取り上げたのは以下の3つです。
- Youtube動画の字幕を 英語(自動生成)>>日本語 にする。
- Googleドキュメントのドキュメントの翻訳をかける。
- Google翻訳で翻訳する。
順番にやり方を紹介していきます。
1 .Youtube動画の字幕を 英語(自動生成)>>日本語 にする。
Youtube動画への日本語字幕は自動翻訳メニューから日本語を選択することで表示されます。
字幕の表示されているブロックごとに翻訳を組み立てているからでしょうか、まだまだYoutubeの日本語への自動翻訳字幕はでは意味が汲みとり難いかなと感じます。
2.Googleドキュメントのドキュメントの翻訳をかける。
3点ドットをクリックし、文字起こしを開くをクリックする。
英語字幕がタイムスタンプ付きで表示されます。
タイムスタンプをオフにしてコピーします。
Googleドキュメントにコピペします。
字幕表示の時間ごとに改行された状態となっています。
このままでは翻訳をかけても全然使いものにならないので、Youtube動画 を英語字幕付きで回しながら、適宜、大文字に直したり、カンマやピリオド入れたり、改行をいれたり整形していきます(ちょっとめんどくさいですね)。
Googleドキュメントのツールから、ドキュメントを翻訳を選択します。
文を整形することで、大分、意味が伝わるような訳が生成されたかと思います。
3.Google翻訳で翻訳する
最後は、Google翻訳です。
これは先程の2.の整形した文をGoogle翻訳のボックスにコピペをするだけです。
結果:Google翻訳を使った翻訳が一番品質が高い
今回、3つを比較しましたが、Google翻訳の出力結果が一番優れていると思います。
1はともかく、2と3については品質的にかなり近いのですが、よく見るとところどころ微妙に出力結果が違っています。同じGoogle内のサービスであっても、翻訳エンジンが違っているのでしょうか。


今回の比較をしてみて、Google翻訳の力も借りて日本語として違和感のないように編集する、という活動もテクノロジーを使った語学学習として、一つの手段としてありなのではないかと感じました。
また、教員が教材としてYoutube動画を使うときに、英語や日本語文字起こしの作業をする場合に大きな手助けになるかと思いました。
昔はコンピュータによる翻訳などほとんど使い物にならない、などと言われていましたが、こうやって改めてやって見て、今の機械翻訳の精度は本当に高くなっているのだと実感しました。
ps.ちなみに字幕を日本語に自動翻訳したものが文字起こしができるかというと…できませんでした。
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