Googleフォームによるオンラインテストに記述式問題を加える事ができるようなりましたので、さっそくやってみました。

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ミニテストをつくるときに使用するボタン3つ
①テストを作成する

Googleフォームでの問題は、ラジオボタン(選択)、チェックボックス(複数選択)に加え、記述式ができるようになりました。

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問題作成画面。解答集を作成をクリックすると生徒へのフィードバックの文面と得点を設定できる。

問題を作成した後、正答、配点、正解/不正解に対するフィードバックをセットします。

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正答を指定し、正解/不正解でのフィードバックを編集。配点も調整できる。

記述式の問題は、後から個別の生徒ごとにフィードバックができるようになってます。ここでは配点だけをセットしておきます。

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記述式のテストは後から先生が手動で得点とコメントを付けられるようになりました。

 

②テスト結果の通知設定

ここでは、テストに回答した生徒のメールアドレスにテスト結果を通知する設定をします。

設定ボタン(⚙)をクリック、全般でドメインログインを必須にし、生徒のメールアドレスに返信できるようにしておきます。1発勝負のテストにするか、合格するまで何度もやって良いテストにするかも選択できます。

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メールで結果を返信する場合GAFEアカウント(自校のドメイン)にログインする必要がある。

また、テストタブでは、「テストにする」をオンにし、「確認後に手動で表示する」を選びます。あとはお好みで、通知する結果に盛り込む情報(不正解だった質問/正解/点数)をせっていすることができます。

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テストを回収後、採点結果を送信するオプションを選べる。
③生徒にテストのフォームを知らせる

生徒にテストフォームを配信するには、メール/リンク/ウェブページへの埋め込みを選ぶことができます。クラスの生徒をGoogleグループでまとめて配信もできます。

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メールでテストフォームを生徒に送信

生徒は届いたメールの「フォームに記入」からテストフォームへ進みます。

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「フォームに記入」をクリックし、テストへ。

テストの問題は、作成時にすべて必須にしておきましょう(*がつく)。必須にすると、答え漏れがあると、送信されずに赤枠表示で教えてくれます。

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テストフォーム
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問題に答えたら送信。
④テストの採点をする

解答タブをクリックした後、個別のボタンををクリックします。一人ひとりの回答結果が表示されます。

選択問題は正答に照らし合わせ自動的に正誤が判定されています。

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赤色が間違い。緑色が正解。

記述式の問題は、先生が得点を記入し(部分点あり)、フィードバックを編集します。「保存」ボタンを押すのを忘れずに。

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個別の生徒への記述式の得点およびフィードバックを記入した後、概要タブをクリック、スコア獲得のブロックのスコアの通知リンクをクリックします。

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回答者のメールアドレスが一覧となり、チェックをつけた生徒にメールで結果を通知することができます。

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メッセージを書き(任意)、生徒に結果を通知します。
⑤生徒がテスト結果を確認する

先生からのテスト結果の通知メールを開くと、得点と詳細を見るための「表示」ボタンが有ります。

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結果の詳細は、「表示」ボタンを押す
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回答結果の詳細を見ることができる。

以前はGoogleシートのアドオンであるFlubarooを使って、自動採点、集計、結果通知をやっていましたが、Googleフォームだけでも十分に利用できるオンラインミニテストになったと思います。記述式に対応できるようになったことで、利用できる教科が随分と広がるような気がします。